チョコレート革命
バレンタインデーについて、調べてみました。
1 起源
昔々、ウァレンティヌスという一人の聖職者がいました。
彼は、時のローマ皇帝クラウディウス2世によって、269年の2月14日に処刑されたとされています。
さて、なぜ殺されたかというと、以下の理由があるようです。
・皇帝は兵士たちの結婚を禁止していたが、この禁令に背いて恋人たちの結婚式を執り行ったため捉えられた。
監獄に居たとき、看守の召使の娘は目が見えなかったが、監獄の彼を訪れては説教を聞いていた。あるとき娘の目が見えるようになった。
この奇跡を信じた彼女の家族がキリスト教に転向したため、皇帝は怒って彼を処刑した。
処刑の前日に彼がこの娘に宛てた手紙は「あなたのヴァレンタインより」と署名されていた。
この時代のローマ帝国の皇帝たちはキリスト教弾圧をしていましたからね。
それ以降、殉職した2月14日を彼の名前から「バレンタインデー」と称するようになります。
2 祝う習慣
この2月14日に、お祝いが行われるようになったのは、496年と言われています。
もともと、ルペルカーリア祭というお祭りがあって、それは2月15日に行われていたそうなんですが、法王ゲラシウス1世という人が496年にそのお祭りの日を2月14日のバレンタインデーに行うように変更したようです。
しかし、実際は14世紀以降のイギリスやフランスで現在のような習性をもってきたと考えられています。
このころの詩や文学でこの日が、恋人たちの日として関係づけられたためです。
鳥の春の求愛鳴きがこの頃始まったためとも言われています。
そして、14世紀以降は”ラブレターを書いて恋人のしるしを送る適切な機会”となったわけです。
ちなみに、起源で述べたようにウァレンティヌスが処刑前に手紙を送ったことを踏襲したものが、バレンタインカードとなっていったようです。
3 チョコレートを贈る
このバレンタインデーにチョコレートを贈る習慣は、1800年代に入ってからです。
まだこの頃は、バレンタインカードが主流だったようですが、仕掛けを施したカードなどが登場していたようです。
そして、1830年以降のアメリカで、カードにプレゼントを添えるスタイルが登場しました。
当時は、チョコレート、キャンディ、花、香水などだったそうです。
そういった風習が日本に入ってきたのは、100年以上が経ってからでした。
4 日本のバレンタイン戦略
最初に日本人がそれを目にしたのが、「モロゾフ」が1936年にバレンタインデー向けチョコレートの広告を出したものとされています。
その時のコピーは「バレンタインデーにチョコレート」。
それから20年余り、1958年(昭和33年)、メリーチョコレートが新宿・伊勢丹デパートでバレンタイン・セールを行いました。
売り上げは、3日間で30円の板チョコ5枚と4円のカード5枚しか売れなかったそうです。
そこで翌年、「女性から男性へ」というキャッチフレーズでハート型チョコを発売したものが”日本型バレンタイン”の始まりとされています。
そして、昭和50年代には「バレンタインデーに女性から告白チョコレート」のスタイルとして完全に定着したようです。
モロゾフとメリーチョコレートの戦略は、長い時間をかけて成功したと言えますね。
日本チョコレート・ココア協会の調べでは、昭和56年には、バレンタインデーのシーズンに300億円のチョコレートの売り上げがありました。
そして、平成17年には530億円もの売り上げがあったそうです。
オレンジ・ショコラパウンド(L型1本分)
醗酵バター(食塩不使用)・・・90g
チョコレート・・・80g
刻みオレンジピール・・・75g
卵(L)・・・2個
薄力粉・・・50g
砂糖・・・50g
アーモンドプードル・・・30g
コアントロー・・・25ml
純ココア・・・15g
ベーキングパウダー・・・小さじ1/2
◎
コアントロー・・・20ml
オレンジはちみつ・・・20g
オーブンを170度に熱する。
1) チョコレートを湯煎で溶かしておきます。
2) 醗酵バターに砂糖を入れてクリーム状に練ります。
3) 薄力粉、アーモンド、ココア、ベーキングパウダーをふるっておきます。
4) 卵を割って混ぜて湯煎にかけておきます。
5) 2のバターと3の粉、卵を混ぜます。
6) 5に1のチョコレートを入れて混ぜ、コアントローを入れます。
7) 6にオレンジピールを入れて混ぜ、型に流し込みます。
8) 高いところから落として空気を抜き、余熱の完了したオーブン(170度)で25分焼きます。(オーブンによって結構違うので、20分後くらいからは竹串で刺して確かめながら焼きましょう。)
9) 焼きあがったものに◎を混ぜたものをハケで塗って、ラップに包みます。一晩以上寝かせたら出来上りです。満遍なく塗れていれば、全量使わなくてもいいでしょう。
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